ワーファリン・プラザキサ・カテーテルアブレーション

以前よりブログでも時々書いているのですが、
 約２年ほど前に心不全で緊急入院をしました。弁の異常はほぼ治りましたが、
心房細動は完治しませんでした。

現在、心房細動を薬と生活習慣改善で治療しています。

血圧はごく普通に良好です。でも現実は５回ぐらい測定不良で何度もやり直すのです。
多分脈拍数が測定不能になるみたいです。

ここ数年で３０キロぐらい体重が増え、心臓への負担が大きいです。
要はメタボを改善すればかなりよくなるはずなのですが、それがなかなか大変なんです。
運動は禁止されていますので、簡単に言うと食べなければ良いと言う事なんですが（笑）
薬は現在ワーファリンを中心に7種類１4錠を朝服用しています。
徐脈・頻脈がありますので血栓が出来やすいのです。

 もう２年になりますので通産１００００錠ほど飲んでいることに（汗）
一生飲み続けることになるらしいです。

主な薬はビタミンK依存性血液凝固因子の生合成を抑制するワルファリンです。
しかし、有効性は高いものの、服用に際して様々な注意が必要。
具体的には、ビタミン K含有食品などの摂取制限
（特に納豆は絶対ダメ、青野菜はダメだけど必要悪で、
つまり栄養のバランスの観点から摂取しています。）
ワルファリン投与中も
頻回にPT-INR（プロトロンビン時間国際標準比）の定期的なモニタリングと
それに応じた用量調節を行う必要です。

 
そんな訳で、約１．５ケ月に１回の割合で検査に行っています。




少し嬉しいニュースもあります。
実は最近新薬がでたのです。
そうプラザキサ。

承認されたダビガトランエテキシラートは、消化管から吸収されると、
エステラーゼで代謝されて、活性代謝物のダビガトランとなる、経口のプロドラッグ製剤です。
ダビガトランは、トロンビン活性部位に競合的かつ可逆的に結合することで、
トロンビンの触媒反応を阻害する直接トロンビン阻害作用を有している。

心房細動によって生じる血栓が原因となる心原性脳梗塞を予防するのが、
このプラザキサの役割になるわけですが、
これまでのワーファリンが果たして来た役割に変わるものとして期待されています。
ワーファリンは脳出血等のリスクが最も大きな問題で、
プラザキサはワーファリンよりもさらに脳梗塞や全身性梗塞のリスクを30%以上抑えるだけでなく、出血リスクが少なく、食事の制限も受けないという画期的な薬剤とのこと。
でも、まだ実績が少ないのと、とにかく薬代が高いんです。
それで僕の主治医も現時点では１割負担の方を中心に勧めているみたいです。

私は心房細動とパニック障害と２つが主な症状ですが、
この二つが重なったときが悲惨です。
どちらかが引き金になっているのですが、
 「このまま死ぬのではないか」と 思うくらい酷くなります。
最近は少ないですが、それでも１〜２ケ月に１回くらい発作的に起こります。
大体前兆があるのですぐ頓服を飲みます。それで治まっています。
冷静に考えると、やはりパニック障害が引き金になっているのかな？

また、最近注目しているのが、
カテーテル・ア ブレーション（catheter ablation）です。
不整脈に 対する非薬物療法の一つで、
先端に電極のついたカテーテルを 血管から心臓内に挿入し、
不整脈の原因となっている組織を50〜60度の熱で焼灼(しょうしゃく)する。心筋焼灼 術。
費用も２０日間くらいの入院込みで５０万円くらいです。
前回の入院でも８０万円くらいかかりましたので、それに比べると安いです。
もちろん高額医療の対象ですので、１０万円くらいの実費で済そうです。
鹿児島でも手術例があるみたいです。新しい分野です。時々ＴＶでも特集しています。
今の状態では、一生薬は飲まないといけないみたいですし、手術は真剣に検討しています。

よくＴＶ等で紹介され「神の手」と称される横須賀共済病院の名医高橋Drの
カテーテルアブレーションの動画がyoutubeにアップされていました。

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